1ヶ月の空白

前の更新から1ヶ月。何があったかと言えば、通常の仕事に、単発の仕事に、単行本の仕事に振り回され、とどめは確定申告。毎年毎年「もっと早くやろう、いや、普段ちゃんと記帳していれば出すだけなのだ、なぜそれができないのだ〜」と自己叱責の世界に入ってしまうのがうんざり。なら、ちゃんとやんなさいてこと! ふ〜。
ホワイトデーには、ブルガリのチョコの詰め合わせをもらった。ブルガリのチョコには、ひと一倍思い入れがあるから、とてもうれしい。そういう機微をわかってくれる人が恋人って本当に幸せだと思う。
いよいよ単行本は佳境。でもなるべく更新していこうと思う。
いま読んでいるのは、津村記久子芥川賞受賞第一作『八番筋カウンシル』。地元から出て行った者、残った者が30歳を目前にして再会し、それぞれの岐路を見つめていく青春小説なのだが、いやー、あっという間にものすごくうまくなってしまった、この人。
『ミュージック・ブレス・ユー』でも、青春の焦れったさ、いたたまれなさ、それでも失わなかった希望などを共感を誘うように描いていたが、構成や展開など見ても格段に「プロ」になってきた感じ。
まだ半分くらいだが、ここまでの段階では、ますます筆がのっていることは確実だ。